シニア海外ボランティアとは
  発展途上国の人々のさまざまな支援のために、長年に渡って培った技術や経験をもった人材を派遣する事業を通じて国際貢献をすることを目的としている。平均年齢は58歳(派遣時の年齢)。企業などを定年後に参加するボランティアの方々が多い。専門分野での知識と経験、技術を求められる。あわせて語学力も求められるケースが多い。
       
 シニア海外ボランティアの活動状況
 これまで派遣されたボランティアの総数は2000名を越えており、現在も800名ほどのボランティアが各国でご活躍されておられる。活動分野は実に様々で、土木建築や都市計画などの公共事業分野はもちろん、SEやコンピュータ指導などのIT関連や農林水産関連、医療福祉関連の派遣も多い。今回の森山勤は人的資源という分野の活動で、柔道や空手といったスポーツ指導のほか、様々な日本文化の普及や音楽、デザイン指導などが含まれる。
 派遣される国は世界中の発展途上国が対象で、インドネシアやカンボジアをはじめとする東南アジアと、ドミニカやブラジルといった中南米への派遣数が目立つ。
       
 チリからの野球指導の人材要請
 今回森山勤が応募し、派遣されることになった野球指導のミッション。チリからの要請は以下のような内容。
派遣時期/期間 2004年10月〜/2年
指導科目 野球
配属機関 オリンピック委員会
配属先 チリ野球連盟
要請背景 20世紀前半、鉱山開発に従事していたアメリカ人より鉱山の多い北部を中心に普及。最近ラ米人がメジャーリーグで活躍するようになり、野球に対する一般市民の関心が急速に高まりつつある。しかし人気スポーツであるサッカーやテニスに押され、競技人口は伸びず、技術的なレベルも低迷(南米10か国中6位程度)。当面の目標としては南米準Aクラス(ブラジル・アルゼンチン並み)入りを目指しているが、国内には優秀な指導者がおらず、外国人コーチを招聘が必要不可欠。オリンピック委員会よりシニア海外ボランティア制度があるとの情報を得、要請の決定に至る。
業務概要 初心者から青少年代表選手まで対象として、(1)コーチ監督に対する野球指導法の教育、(2)青少年代表チームの強化、(3)サンチャゴ市内の小中学生への野球普及活動
要求される技術 コーチ、監督としての経験10年以上。当面は南米地区国際試合における成績アップが目的なので、日本のレベルを基準にすればそれほど高度な技術は必要ではない。選手の個性を重んじる指導方針を持った人が望ましい。

※JICAの発行する平成16年度 シニア海外ボランティア要望調査表の抜粋
       
 
   

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